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上手な整形外科の活用方法

「痛みの異常を感じたら早めに整形外科を受診する」
痛みは、体が発信する重要な信号です。こんな時に整形外科を利用すると決めずに、軽いケガなどでも必ず受診するように心がけてください。
「必要な検査を必要な時に」
医師の勧めにしたがい、必要な検査を受けて下さい。
これら検査を行うことで、痛みの原因を科学的に解明し、それを根拠とした適切な治療ができるのはもちろんのこと、これからの予防やリハビリをするときにも大きな効果があります。

診察に来院された時の上手な整形外科の活用方法

「問診票を有効に活用する」
問診票は、なぜ病院に来院したのかを効率よく医師に伝えることができるツールです。
整形外科に限らず、問診票を上手に活用することが病院を上手く活用できるコツだと言えます。

問診票の書き方

■ いつケガをしたのか? 1年前、3日前、昨日など。
■ 何が原因でケガをしたのか? 階段から落ちて以来、慢性的に痛い。クラブ活動で捻挫したなど。
■ 具体的にどの部分がどのように痛いのか? 腰を曲げたら激痛が走る。右足首を捻挫して寝れないくらい足首が痛いなど。
■ どんな治療を受けたいのか? 原因がわからないので検査してほしい。痛みを取ってほしい。
注射はしたくない。手術が必要なら受けるなど。

「診察時のポイント」

●とにかくケガの状態や治療の希望を詳しく医師に伝える
初診では、問診票で書きにくかったことや、付け加えて説明したいことを言ってください。
それらを基に医師から詳細な質問をさせて頂きます。その後、患部を診させて頂き、必要であればレントゲン検査や血液検査をします。
●自己判断は要注意
ここでの上手な活用方法は、軽いケガだと思っても詳しく検査しておくことです。
軽い捻挫だと思って放置していたが、なかなか痛みがとれないので病院に行くと、実は骨折をしており治療にかなりの時間がかかることが実際にあります。もっと怖いのは、腰が痛くて肩もこるといった症状を年のせいにして放置していると、悪性腫瘍が隠れていたということもあります。以上のことからも各種検査をすることは、非常に重要なことです。

検査の種類

■ レントゲン検査 骨がどのような状態なのかを判断し、的確な治療ができるようにする大切な検査です。
■ 超音波(エコー)検査 筋肉や腱などレントゲンに映らない異常を検出します。
■ 血液検査 血液検査をすることで、痛みの原因が外傷なのか、もっと他に原因があるかどうか確認することができます。
■ 骨密度検査 骨の強度を正確に測ることにより、効果的な骨粗しょう症の治療を行います。